●理学療法士は国家資格
理学療法士は、「理学療法士及び作業療法士法」にもとづき、厚生労働大臣が免許を与える国家資格です。
理学療法士の国家資格をとるには、養成校で3年以上学ぶことが必須条件となります。
養成校は大きく分けて、4年制大学、短期大学(3年制)、専門学校(3年制、4年制)、特別支援学校(視覚障害者が対象)があり、自身の状況に応じて学ぶ場所を選択することとなります。
●4年制のメリット・デメリット
【メリット】
①大学院への進学が可能
専門学校(2~3年制)を卒業した場合、大学に編入してから大学院というルートとなりますが、4年制の場合はそのまま大学院に進学できます。
【デメリット】
①学費が高くつく
専門学校でも大学と同じく4年制通うこととなるので、学費がやや高くついてしまう。
②卒業までに時間がかかる
卒業までに4年間かかるのでふつうの専門学校と比べて、社会に出るのがやや遅れてしまいます。
●3年制のメリット・デメリット
【メリット】
①学費などの経済的負担を減らせる
3年間分の学費で済む上、4年制と比べて1年間早く働くため、その分の年間収入がそのままプラスとなる。
②最短期間で現場に出られる
臨床での経験を1年早く、より多く積むことができることで、将来のキャリア形成にも有利に働きます。
【デメリット】
①大学院に直接進学できない
大学院への進学を希望する場合は、一度大学へ編入する必要があります。
●作業療法士の資格を持っている場合
すでに作業療法士の資格を持っている人は、養成校で2年以上学べば受験資格が得られます。
また、外国の養成校を卒業した方、外国で理学療法士の免許を取得した人は、所定の手続きをして厚生労働大臣の認定を受ければ、新たに養成校に入る必要がない場合や不足した単位のみ取得すればいい場合もあります。
●理学療法士を目指すなら
それぞれのメリット・デメリットを見ながら、自分に合った進路を選択することが重要です。
近畿リハビリテーション学院では、西日本で唯一、昼間部・夜間部共に3年制を採用しており、経済的負担を最小限に抑えながら、理学療法士になる夢を叶えることが可能です。