理学療法の対象

理学療法の対象者は、主に運動機能が低下した人々です。
そうなった原因は問わず、病気・けがはもとより、高齢者や手術により体力が低下した方などが対象に含まれます。

最近では運動機能低下が予想される高齢者の予防対策、メタボリックシンドロームの予防、スポーツ分野でのパフォーマンス向上など、障害を持つ人に限らず、健康な人々に広がりつつあります。
また、運動・動作の専門性を生かし、福祉用具の適用相談、住宅改修相談も行います。

●中枢神経疾患
脳卒中、脊髄損傷、脳の外傷、中枢神経の変性疾患、腫瘍、脳血管の異常、脳炎、小児発達障害など

●整形外科疾患(運動器の障害)
手足、脊椎の骨折、腰痛、頸部痛、肩関節周囲炎、退行変性疾患、腰椎椎間板ヘルニア、靭帯損傷、変形性関節症、四肢の切断、様々な運動器由来の疼痛など

●呼吸器疾患
慢性閉塞性肺疾患、肺炎、結核後遺症、喘息、全身麻酔術後の肺機能低下など

●心疾患
心筋梗塞、狭心症など

●内科的疾患、体力低下
糖尿病、高齢、術後体力低下、近い将来運動機能の低下により要介助状態になることが予想される高齢者、メタボリックシンドロームによる運動指導対象者など

参照:公益財団法人 日本理学療法士協会
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