●これからの国家資格、これからの仕事
病気やケガによる「障(傷)害があること」は、これまで一部の人の特別なものと思われがちでした。
しかし現在では、誰にでも起こり得ることとして受け止められており、そのために理学療法士を志す人々が増えています。
これらの人々は専門学校などの養成校において、さまざまなことを学び国家資格の取得を目指しています。
●さまざまな産業と結びつく
障害者や高齢者、そして介護者にとって、住宅環境や生活環境、自動車での移動、多くの人々との情報交換、緊急時の通信システムなどを「どうすれば便利なのか」
理学療法士はこうした情報の提供もしており、医療現場だけではなく、他の産業とも強く結びついています。
●家庭でも、地域でも
理学療法士は医療機関の中だけで仕事をするのではありません。
地域のデイケアセンターや保健福祉センター、ホームヘルパーやボランティアへの指導、訪問理学療法、家屋改造、そして車いすや補装具を作る上でも理学療法士は関わりを持っています。
障害を持つ人々がもとの生活に復帰し、さらに新たな人生を歩み始めるためにも、様々な場面での理学療法士の活躍が期待されています。
●「与える医療」から「支える医療」へ
病気やケガ、障害に立ち向かうのは最終的に障害を持った本人であり、そこには本人の考えや判断が配慮されなければなりません。
そのために単に「与える医療」ではなく、障害を持った人々やその介護者と心を通い合わせながら進める「支える医療」、つまり理学療法士の仕事が、今後ますます必要となることでしょう。
参照:公益社団法人 日本理学療法士協会
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